前回では、ZZヘッドとマナティのセッティング方法を説明致しましたがそこそこは理解いただけたと思います。(思いたい・・・w)(^_^;)
セッティング方法は、さほど難しくはないのですが、今回はこれからワインド釣法を始める方でエギング経験の無い方には感覚を掴むのに苦労すると思われますので全力投球で説明したいと思います!
文章説明と動画で感じは掴めると思いますが、不明な点がございましたらご質問ください。(今後の記事に活かしたいと思いますので)(^^ゞ
綺麗なダートをするためのルアーのチューニングをしてみる
ZZヘッド+マナティのセッティングが出来たし、いざキャスト~!と行きたいところですが。。。その前に!ルアーのチューニングをしてみましょう。(以後、ZZヘッド+マナティをルアーと呼びます。)
チューニング方法ですが、まずはルアーを5m程度軽くチョイ投げしていただいて着水後、ロッドを下げて高速でリールを巻きます。(高速でルアーを泳がせます。)
この確認方法により高速でルアーが泳いでくるのですが、その泳ぎ方でルアーバランスが取れているか否かの目視チェックができます。
ルアーのバランスが取れていない状態で、ワインドを開始するとダートアクションの不均一が生じ釣果に影響が出て最悪の場合、釣果が出なかったということになります。
周りのワインドをしている人は釣れているのに自分だけノーフィッシュとか惨めな事になります。
上の図を元に以下の微調整をします。
- ①のように左側へそれていく場合は、①’側へマナティを捻ります。
- ②のように右側へそれていく場合は、②’側へマナティを捻ります。
※絵心があまりないので上の図で勘弁してやってくださいw(*´∀`)
調整は、気持ちひねる感じ程度の微調整でチューニングをしてください大きくチューニングをすると今度は反対側へ泳いでいくことになりますので(^_^;)
ほぼ真っ直ぐに泳ぐようになるまでチューニング→チョイ投げ後リールを高速で巻くを繰り返してください。
ぶっちゃけ、確実に真っ直ぐになるまでチューニングしなくても大方泳いでるかな?程度でも良いです。
きっちと調整して、人よりも釣果を伸ばすにはアリかもですが(^_^;)
それと、魚がつれた時やアタリがあった時そして、障害物に当たった時などの後にはスイミングチェックをして適宜、再チューニングした方が釣果を伸ばすコツです。
チューニングを繰り返しても真っ直ぐに泳がない(;´∀`)
この場合は、以下のような事が考えられます。
- ZZヘッドへマナティをセットした際、真っ直ぐに刺さっていない。
- トレブルフックをマナティに刺した際、マナティが歪曲している。(例えばへの字のように)
- ZZヘッドのワイヤー部分(軸部分)が曲がっている。
1番の場合は、新品のマナティに交換してみてください。
2番の場合は、トレブルフックを刺しなおしてマナティが真っ直ぐになるようにしてください。
3番の場合は、ワイヤーを真っ直ぐにするかもしくはZZヘッドの交換をしてください。
あと、私も未だに経験するのですが夜釣り用のケミボタルをワーム内へ刺し込むタイプがあるのですがこのケミボタルの刺し方が悪いとマナティが変形し真っ直ぐ泳がない事があります。
この場合は挿しこんだ穴が曲がっている事が多いので思い切ってマナティの交換をするほうが早いです。
ケミチューン緑【Amazon】
ケミチューン赤【Amazon】
こんなやつですね(^^ゞ
ルミカから発売のケミチューンというもので先端が尖っていてスクリューのようになっておりマナティなどのワーム内へ刺し込んでグリグリねじ込む感じで内蔵させます。
発光色は、緑と赤の2色があります。
ロッドワークについて
それでは、チューニングも完了し準備は万端だと思いますので実釣となる訳ですがどのようにシャクっていけばいいの?と言うわけでロッドワーク(シャクり方)について説明したいと思います。
まずは・・・ルアーを投げる前に
上図のロッド図を参考に読んでほしいのですが、まずキャストする際ルアーの垂らしが必要です。
重いルアーなどを投げ慣れている方なら分かると思いますが垂らしを十分に取らずにキャストすると、ロッドが折れる可能性が非常に高くなります。(;_;)
それで垂らしの量ですが、上図のロッドはワインド専用のロッドでジャストエースのショアワインダーになるのですがこのロッドですとオレンジのマルの部分辺りまで垂らしを取るのが良いようです。(ロッドを1本に繋いだ状態で説明するほうがイメージしやすいのですが、上図でご勘弁を・・・)
他のワインド用ロッドでも似たような垂らしを取っていただいてキャストした方が破損の心配がなくなります。(^^ゞ
ルアーを実際に投げてみましょう!
ルアー(ZZヘッド+マナティ)を遠投します。
そして、着水後レンジを取りシャクり始めるのですがロッドを握る位置は赤丸のフォアグリップを握ります。
そこを握った方が断然シャクりやすくなりますので(^^ゞ
他のワインド専用ロッドだと、グリップ部分が短めのもあるかも知れませんが、リールフットを指で挟んだ握り方(ツーフィンガー)だと痛くなってきますのでグリップ部を握ったシャクりがお勧めです。
ワンピッチジャークでシャクる
レンジも決まり、シャクりの動作に入るのですが以下に簡単な順序を
- ロッド軽くリフト(持ちあげる)する
- すぐさまロッドを振り下ろす(ラインスラックを出す)
- すぐにロッドをシャクり上げる
- リールを1回転する(以降2の動作へ繰り返し)
※1番の振り上げはシャクり始めの動作ですので以降は2~4を繰り返してシャクってゆきます。
ちなみに、上記は分かりやすく工程を分けて記述してみましたので実際にも使えますが本来は2番と3番の動作と同時に各所でリールを半回転ずつ行います。
ロッドワークはワンピッチジャーク、実際はジャークというよりラインスラックを跳ね上げる感じの動作だと思ってください。
オンスタックルデザイン社の代表こと小林勝治氏曰く、沢山のテストと実釣を重ね辿り着い最良なシャクり方になるそうです。
一番重要なのは、ラインスラックを出すことでシャクった際ルアーがダートを始めるのですが、そのダートアクションを活かすことができます。
ラインスラックが出たりないと、折角のダートアクションも活かすことができず釣果も半減しかねませんのでラインスラックを出すことを念頭にシャクってください。
上記ロッドワークを『オンスタックル方式』と命名しましょうか♪(小林さんごめんなさいw)
冗談はさておき、実際行ってみて釣果も疲労度も全然違うのでおすすめです。
ほとんど、ロッドを素振りしているような感覚で負担が掛かると言えばルアーを跳ね上げる瞬間くらい。
そこそこ筋力なければロッドの素振りも辛いでしょうけど、それは回数重ねていると自然と筋力アップするでしょうw
そして、シャクりもビシッ!ビシッ!とシャクる感じがメリハリのある切れのあるダートアクションに出来釣果を伸ばすことにつながります。
周りと同じようにシャクっているのに自分だけ釣れないと感じたら、一度シャクり方を見なおしてみましょう。(この辺が原因だったりしますので)
文章で表現するのが、なかなか難しいのでイメージ的になんとなく掴めた感じで以下の動画でロッドワークを深めていただくと良いかと思います。
如何でしょうか?こちらの動画の方が、感覚を掴みやすいかと思います。
動画はタチウオ釣行の動画ですが、ロッドワークは基本同じになります。
実際、私もこの動画を何度も見てようやく様になりましので。。。(苦笑)
この動画では、ロッドワークと合わせてキャスティング時の垂らしの具合とか、ルアーのチューニング方法も説明されてますので参考になると思います。
ロッドエンドを活用してシャクる事により、かなりシャクりも楽になる方法も分かったと思います。
エギングロッドよりも負担が軽減され、長時間のシャクりも疲労があまり感じられないと思います。
最後まで、読んでいただきありがとうございます。